千葉糖尿病教育スタッフ研究会とは
設立目的
千葉糖尿病教育スタッフ研究会は、1990年に、ある糖尿病の会合で集まった4名の医師たち(松尾 哲、安 徳純、栗林 伸一、岩岡 秀明)の発意に端を発し、その後千葉大学看護学部の野口 美和子先生の協力を仰ぎ、翌年6月から始まったコメディカルを対象とした糖尿病に関する学習会が年に数回ずつ開催されています。
当初、この学習会の目指したところとは、
1.千葉県の糖尿病医療の水準を少しでも向上させたい
2.医療者が糖尿病に対してもっと関心を示すようにしたい
3.患者さんが県内のどこの医療機関に行っても困らないようにしたい
というものでした。
回を重ねるごとに知名度も次第に上がり、県内の医療機関で糖尿病医療に携わっている多くの医療スタッフの方々の参加を得ることができ、その内容も近年の糖尿病医療の進歩に呼応して充実したものになって参りました。
代表挨拶
東京女子医科大学八千代医療センター
糖尿病・内分泌代謝内科 教授 橋本 尚武
この千葉糖尿病教育スタッフ研究会は、千葉県の糖尿病患者さんの療養指導にあたるスタッフの研修勉強会として1900年6月30日に第一回が開かれました。今日まで長い間、熱心な参加者の方々に支えられ、また会の世話人である看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、医師などの方々の隠れた努力によってここまで発展してきました。
糖尿病診療の目的は、合併症の抑制にあるわけですが、我が国においても総患者数の増加のためもあり、合併症で苦しむ糖尿病患者さんの数は減っていません。しかし、今後糖尿病診療は新しい治療手段の導入などの急速な進歩、エビデンスに拠った治療方法の普及、また指導介入技術の進歩によっても、まだまだ合併症は抑制されることが期待されます。
これからもこの会は、ますます多くの糖尿病指導に興味のある方々にご参集いただき、日常診療の現状をともに話合い、最
新の知識を学ぶ会でありたいと思っております。